【調査報告】緊急支援の際に行ったアンケート調査結果のご報告

4月から行っている(現在実行中)緊急支援 aiちゃんsmileセット 応募時におけるアンケート調査結果報告

フードバンク愛知では、昨今の物価高やお米の高騰を受けて2025年4月より緊急支援を、ご登録いただいている支援が必要とされる家庭約4300世帯以上を対象とする緊急支援プロジェクトを実施しております。

生活状況に関する調査結果

フードバンク愛知が支援登録者3171名を対象にアンケート調査を行いました。
応募者のうち、半数以上を占める約70%がひとり親世帯からのご応募となっております。その内18歳未満のお子様がいらっしゃる世帯が全体の約66%、18歳以上のお子様がいらっしゃる世帯が全体の約4.3%でした。
昨年と比べて家計の状況については、とても厳しくなったと回答いただいた方が全体の約67%となり、半数を超えております。
世帯年収については、100万円~200万円未満が全体の約29%、次いで200万円~300万円未満が全体の約22%となっております。

食事の変化についての調査では、昨年と比較して外食やテイクアウトを減らしたこと、お米を減らして麺類やパン類を多くした、という意見が多くみられました。
その中でも注視しなくてはならないのは、保護者の食事を抜く、減らしたと回答した方が1433名食事の回数を減らしたと回答した方が393名いるということです。

家計状況の変化については、貯金が出来なくなったと回答した方が2298名と全体の72%以上となっております。

お子様の就学状況については、学校に通えていないと回答された方が84名となり、家庭におけるお困り事としてもこどもが不登校であると回答された方が327名とお子様の就学に関するお困り事も目に付く項目となりました。

家計に関する調査結果

フードバンク愛知が支援登録者2159名を対象にアンケート調査を行いました。
1ヵ月あたりの食費に関する金額調査では、2万円~3万円とご回答いただいた方が全体の約31%となりました。

消耗品費に関する金額調査では、5000円~1万円とご回答いただいた方が全体の約51%となり半数となります。

貯金に関する金額調査では、0円と回答いただいた方が全体の約54%で半数を超えております。

化粧品費に関する金額調査では、化粧品に1ヵ月あたり1円以上お金を使っている方の平均金額としては3,960円という結果となりました。

調査結果から見える課題点

昨今の物価高やお米の高騰に伴い、昨年よりも食費に費やす金額が増えている現状の中で、貯金が出来なくなっている、または貯金を切り崩して生活をしている世帯が多くみられます。
フードバンク愛知として、食品の支援や生活消耗品、その他生活必需品などの支援をすることにより家計の中から少しでも貯蓄に充填することや、お困り事として挙がっている、クリスマスや誕生日、お年玉など記念日の贈り物が出来るようになったり、公共料金などの各種支払いに充填するなど生活状況が少しでも改善方向に向かう支援に繋がればと考えています。

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