【報告】連携をして全国でお米 計12トンをはじめとする食支援を実施
全国の困窮する子育て家庭 約1.2万世帯に届ける「夏休み給食便~政府備蓄米でこどもたちを支える~」
こども宅食応援団とフローレンスが、フードバンク愛知・WeSupport Familyと連携してお米 計12トンをはじめとする食支援を実施

夏休み給食便を実施する背景
物価高に加え、米の価格高騰で、困窮する子育て家庭はさらに厳しい生活を強いられています。
夏休みは給食がないため、主食であるお米が買えないことにより、特に生活が厳しい家庭において、こどもたちの栄養や家庭の安定が脅かされます。そして、その実態は外からは、中々見えづらい現状があります。
実際すでに、夏休み前にも関わらず、各地のこども支援の現場から、苦境を訴える声が日々届き続けており、夏休み期間にご家庭の見守りや食支援によるセーフティーネットを築くことが緊急的に必要です。
そこで、フードバンク愛知は、こども宅食応援団、フローレンス、WeSupport Familyを運営するオイシックス・ラ・大地と連携し、政府備蓄米を含む食品を、困窮等の理由で支援が必要な子育て家庭に、各地の支援団体を通じて行われる緊急配布を強化いたします。
夏休み給食便とは
フードバンク愛知とWeSupport Familyと、こども宅食応援団、フローレンスで相互にお米と食品を融通しあうことで全国的な夏休みの食支援を強化します。
今回は、こども宅食応援団のコーディネートのもと、フードバンク愛知とWeSupport Familyが農林水産省から交付を受けている食育用の政府備蓄米を活用して、各地のこども支援団体が、夏休みに見守りと食支援を行えるようバックアップします。またフローレンスは、様々な食品メーカーからレトルト食品や飲料・菓子をご提供いただいた支援物資を全国に配布します。これをフードバンク愛知とWeSupport Familyにも一部融通することで、各地の支援を強化します。
なお、政府備蓄米と食品を配布する団体は、こども宅食応援団のネットワークに加盟する団体に限定しており、団体の募集は既に終了しております。また、本プロジェクトでフードバンク愛知から個人の方への直接支援は今回は実施しておりません。


記者会見内容
- 「夏休み給食便 ~政府備蓄米でこどもたちを支える~」のプロジェクト概要
- 全国の支援現場の実態やご家庭から届く実際の声について
- 民間からみた支援の現状、官民が連携するからこそできる支援
- 官民双方での支援強化の必要性、今後の課題

フードバンク愛知は支援を求める声が爆発的に増えていることや「こどもが満足に食べられない。体重が減ってしまう。」「コロナの時より、今が一番苦しいです。お米が高すぎて、本当に大変。お米の支援は、本当に助かります。」と言った家庭の声を紹介。夏休み給食便の必要性を語るとともに、秋以降も米不足は続くと見込まれていますが、安心して未来に向かえる社会を皆さまと一緒にむかえたい、と述べました。