【完了報告】企業の防災備蓄品を活用した、ひとり親家庭等への支援プロジェクト
企業から寄贈された賞味期限が迫っている防災備蓄品を⽀援を求める⽅々にお届けするプロジェクトを実施しました。
◆受付終了◆防災食で生活応援プロジェクト 第1弾 | フードバンク愛知
◆受付終了◆防災食で生活応援プロジェクト第2弾 | フードバンク愛知
アルファ⽶の美味しい⾷べ⽅とともに告知したところ、
「ぜひ⼯夫して普段の⾷事に取り⼊れたい」と中部圏と関⻄圏の14府県から2,392件の応募がありました。
予想以上の反響に支援品が不足する事態に…!!
そこで、多くの企業に協力をお願いし、全国から防災備蓄品を集めました。
中には、通常の入れ替え時期よりも早いタイミングで、寄付してくださった企業もありました。
防災備蓄品の希望者には応募時に暮らし向きに関するアンケートにもご協力いただき、
ひとり親世帯や経済的に困難な家庭の厳しい状況が浮き彫りになりましたのでご紹介させていただきます。
寄せられたお声の中には、
「支援のお知らせが届くと、いつも気にかけてもらえていると感じ、温かい気持ちになります。」というものもありました。
これからも、一人でも多くの頑張っている方々の心の支えになれるよう努めてまいります。
実施概要
調査目的 | 本アンケートは、⽀援を求める世帯の実態を調査し、適切な⽀援策を検討するための基礎データを得ることを⽬的としています。 |
調査期間 | 2024年8⽉5⽇〜10⽉15⽇ |
調査⽅法 | Web回収 |
回答者数 | 2,392件 |
募集エリア | 中部圏、関⻄圏の14府県 (愛知、岐⾩、三重、静岡、⻑野、富⼭、⽯川、福井、滋賀、京都、⼤阪、兵庫、奈良、和歌⼭) |
調査団体 | NPO法⼈ フードバンク愛知 |
主な応募内訳
アンケート調査結果
暮らしの状況について
Q あなたの家族構成は?
応募の半数以上がひとり親世帯でした。特に、お⼦様が18歳未満の家庭からの応募が多く寄せられました。また、単⾝世帯(151件)や夫婦世帯(115件)からの応募も多く、合計すると全体の1割を占めています。
被災した実家を支えなければならず大変です。よろしければ防災備蓄品を頂けると助かります。
夫が病気で後遺症が残り就業に制限があります。子供が幼く、働くにも子供が優先であるため、一時的に生活が困窮しているので、大変ありがたいです。
休職を理由に不当解雇を言い渡されて途方にくれていました。ちょっと死にたかったです。でも、助けてくれる方も居るんだ、と気持ちが立て直せました。本当にありがとうございます。
Q 世帯年収は?
300万円未満の世帯が⼤半を占めていました。また、公的⽀援の収⼊基準を上回っていても、さまざまな事情により⽣活が⾮常に苦しいという声が多く寄せられました。
食料、日用品、光熱費全ての値上げが止まらず、しかし収入は上がらず非課税世帯を行ったり来たりで府からの給付金対象にならず困窮しています。
昨年妻を亡くしたひとり親世帯です。今年に入り精神疾患を患い休職中です。傷病手当だけでは子供への3食が精一杯です。
交通事故にあってしまい4週間仕事を休んでいます。助けて欲しいと思い、申し込みました。リハビリ中は子供2人のお腹が空いていてもあまり食べる物がありません。
食事の状況について
Q こどもの1日の食事回数は? (小中学生を対象)
小中学生のお子様の1日の食事回数は、1回が12件、2回が244件でした。夏休み中は2回の食事で我慢しているという声も寄せられました。
夏休み中は息子にまで1食分我慢させてしまっている状況で本当に情けないです。食料支援は我が家にとって本当に助かります。本当に本当にありがとうございます。
給食のない長期連休や土日は子どもの食事回数が減り栄養バランスも悪いです。子ども達をお腹いっぱいにしてあげることが私の願いなので今回の支援でその夢が叶えばと思っています。
子供達に「お腹すいた。ご飯ないね」と言われたことは一生忘れません。支援をしていただいているおかげで普通に暮らせていると思います。本当にありがとうございます。
Q あなた(応募者本人)の1日の食事回数は?
応募者ご本人の1日の食事回数は、約半数の方が2回以下と回答しており、自身の食事を我慢し、節約しているという声が多く寄せられました。
子供達にはしっかり成長してほしいのでご飯をたくさん食べさせますが、母親のわたしはどうしても後回しになってしまいます。精神的な病気もあり、外で働くことができず辛いです。